美容コラム 森柾先生のもっときれいになれるポジティブエイジングケア 毎日をもっとステキに、楽しく過ごすためのヒントをご紹介します。

Vol.1 透明感編 2023.01.19

50代以降は
シミくすみケアのチャンス!

美白は50代からがチャンス!?

動物は攻撃されるとさまざまな方法で身を守ります。同じように、肌も攻撃(刺激)されると、シミの元となるメラニンが出て身を守るのです。このメカニズムに深くかかわっているのが黄体ホルモンです。実はそのメラノサイトを刺激する黄体ホルモンは40代から徐々に減少していきます。そのため、50代以降こそが、実は美白のチャンスなのです!
美肌のためには刺激に気をつけながら、スキンケアをしましょう。

年齢を決めるのは全体の印象

誰かを見るとき、顔・首・手など全体の印象で、「キレイ」と判断します。ですので、顔だけではなく、手に残ったスキンケア化粧品は首筋からデコルテまで塗ってケアしましょう。同時に全体の印象を左右する、姿勢・話し方・声の張りに気をつけて、笑顔でいればずっとキレイでいられますよ。

「透明感」=「清潔感」だから保湿を大切に

全体の印象を左右することのひとつに、「清潔感」があります。くすんだ肌より、透明肌の方が清潔感を感じるもの。肌表面の角層は繊維状のたんぱく質でできているため、乾燥すると硬く白濁してスカスカになってしまいます。それはまるで棒寒天のよう。そこに水分を与えると、ふっくらとして透明感がアップします。ですから、透明感を目指すには、何よりも保湿が重要なのです。

いくつになっても、お手入れで肌は変わる

60〜70代になっても、肌はきちんと生まれ変わっています。
だからこそ、ていねいなお手入れと良質な睡眠で新陳代謝をスムーズにすれば、ずっと美しくいられるはずです。

先生からのひと言メッセージ

舞台メイクでは、若い人の役には肌を明るい色で均一に仕上げます。
肌を明るくするだけで、若々しく見えるためです。
スキンケアで透明感を育めば、イキイキとした印象をつくることができるのです。

森柾秀美(もりまさ ひでみ)

Esthetic MORIMASA学院長、株式会社トゥールビオン代表取締役、日本やフランスなど各国でプロを対象とした講習会を開催。フランス・クリスチャン・ディオール社のオリジナル技術開発などを手がける。